絶滅危惧種ウミガメ

ウミガメはこんな動物

【ウミガメの産卵】

ウミガメは、一生のほとんどを海の中で暮らし、産卵のときにメスだけが砂浜に上陸します。

地球上に生存する7種のウミガメのうち、日本で産卵するのは、アカウミガメ、アオウミガメ、タイマイの3種。なかでも、アカウミガメは、北太平洋では日本列島だけが産卵地になっています。そのうち約4分の1が屋久島で産卵すると言われています。

屋久島での産卵は4月下旬に始まり8月上旬まで続きます。ほとんどのウミガメは午後9時から翌日の午前3時にかけて上陸し、産卵を行います。1頭が1シーズンに産卵する回数は2回から5回(平均3回)で、中には6回という記録もあります。

警戒心の強いウミガメは、産卵場所を決めるために十分に安全を確かめ深い巣穴を掘り、産卵後は30分以上もかけ巣穴を埋めることで卵をカモフラージュします。

一回の産卵行為に約80分~110分もかけると言われています。

ウミガメの産卵の写真
ウミガメの産卵の写真

【ウミガメのふ化】

砂浜で産み落とされた卵は、地熱により温められ、約2ヶ月でふ化します。

ふ化した子ガメ(1つの巣穴当り100匹前後)は、60cmもの砂の下から3~7日かけて巣穴の上部へ移動し、地上近くで夜になるのを待って、一斉に巣穴を脱出します。地上に脱出した子ガメは、流木やゴミなどの障害物を乗り越え、大海原へと旅立ちます。

海に入った子ガメはひたすら泳ぎ続け、外洋へと出て、数年から数十年、外洋で生活し、成長すると、生まれ故郷の屋久島に戻り産卵を行うと言われています。

ウミガメのふ化の写真

絶滅危惧種ウミガメ

ウミガメは全種が絶滅の危機に瀕していると言われ、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストに登録され、世界で保護されています。また、ワシントン条約においては、条約に加盟している140カ国で国際間の取引が禁止されています。

近年は、その数が急激に減っており、絶滅が心配されています。

関連サイト:

ウミガメの教科書(NPO法人日本ウミガメ協議会)

屋久島でのウミガメ上陸・産卵回数の推移(NPO法人屋久島うみがめ館)

絶滅危惧種ウミガメの写真

永田ウミガメ連絡協議会
NPO法人屋久島うみがめ館